がん治療のうち(抗癌)化学療法とは抗がん剤(お薬)を用いて治療する方法を言います。抗がん剤使用に際して一般的に副作用(有害事象といいます)はある程度覚悟しなければなりません。このため従来は経口抗がん剤を除いては入院で行われてきました。
しかしこの有害事象軽減の薬(支持療法といいます)が飛躍的に発達し最近では高い率でこれを軽減・克服することが可能になりました。一方患者さんにとっては日常生活を送りながら抗癌化学療法を受けられるため、QOL(生活の質)が向上し、治療費も軽減されるというメリットがあります。このことからある程度安定した患者さんに対して外来で行う抗癌化学療法を外来化学療法といいます。
病院の基本理念に立ち、地域の病院でも質の高い抗癌化学療法を受けられるようにいたします。
私たちは外来で抗がん剤投与を受ける患者さんに対しチーム医療を通じてまた地域連携のもと「安全」「安心」「安楽」な治療ができるようチーム一丸となって支援してゆきます。
1) 当院で手術や入院加療を受けたのち外来でさらに化学療法が必要と考えられる方。
2) 市内の基幹病院で化学療法の方針(レジメン)が確立されたり導入が行われ落ち着いておられる方で近在の方。
3) 緩和病棟を勧められたがもう少し化学療法を希望される方。
4) その他(スタッフとご相談ください)
○専用のリクライニングチェアが3台、電動ベッド2台の計5床です。
○それぞれにテレビを設置しています。ご覧になりながら治療を受けていただけます。
(ご自分のイヤホンを持参してください)
○診察室を併設し、採血から診察までこちらで受けることができます。
治療、費用のご相談は、地域連携室までお問い合わせください。
地域連携室(直通)TEL 082-827-0123